早わかりガイド 在庫管理

「在庫数は合っている」と言えますか?

システム上の在庫数と現実の在庫数を完全に一致させるのは難しいものです。不一致の原因には様々なものが考えられます。

  • 入荷時の数え間違い
  • 棚卸時の数え間違い
  • 万引きなどによる減少
  • そのほかシステムを通さない入庫や出庫

しかしその一方で、システムの様々な機能にとって「在庫数が合っていること」は必須ともいえる事柄です。システム上の在庫数に確信が持てなければ、

  • 顧客からの在庫問い合わせに対して即座に返答できず、実際の在庫を確認しなければなりません。
  • いくつ残っているのかわからないため、いくつ仕入れるべきかわかりません。つまり、適正な発注を行うことができません。
  • 店の総資産がいくらなのかわかりません。

少なくとも「定期的に棚卸をすれば、その時点での総資産をわかるはず」と思われるかもしれません。しかしこれも、「棚卸時の数え間違いが絶対に無い」という前提での元でしかありません。

どのようなシステムであれ、在庫数を完全に合わせることは、人手で数える限りは不可能です。これを可能とするには、(おそらく将来)商品の個体ごとに「ICタグ」が埋め込まれるのを待たなければならないでしょう。

商品スタッフIIは、在庫数の違いを排除し検出します

実際の商品を数えるのも、店からの出し入れを行うのも人間です。人間は間違いを犯すものです。システムは入力をそのまま受け入れるほかはありません。しかし、商品スタッフIIでは間違いの可能性を極力排除し、検出する仕組みを提供しています。

出庫アンダーフローの検出機能

システム構成・管理で説明しましたように、他の多くのシステムとは異なり、商品スタッフIIではシステム在庫数の変動はすべてリアルタイムで行われます。このため、異常があればその場で検出できます。例えば、

  • 店頭には3個しか在庫がないはずなのに、レジで4個販売した

というケースです。これを「出庫アンダーフロー」として、ただちに捉えることができるため、その場で在庫の数えなおし(ミニ棚卸)を行うことができます。

在庫数差異の検出機能

さらに商品スタッフIIでは、入庫数・出庫数の履歴を持っています。つまり、

  • 販売を行った
  • 配送を行った
  • 入荷を行った
  • 返品された

それぞれの日時と数量を記録しています。これを利用して、前回棚卸時の数量にその後の在庫の増減を加えて、今回の棚卸の予測数量を算出することができます。この予測数量と実際の棚卸数量の差異があるとすれば、その原因は次のようなものであると考えられます。

  • 前回の棚卸数量が間違っていた。
  • 今回の棚卸数量が間違っていた。
  • 二つの棚卸の間で万引き等の被害にあった。
  • 何らかの理由でシステムを通さずに入庫・出庫を行った。

これらの差異数量・金額は、家電・家具・日用品などの機能別分類を指定して表示することもできますし、店頭の陳列ロケーションごとに表示することもできます。これにより、

  • どの部分の棚卸を担当したスタッフに間違いが多いか
  • どのような商品あるいは店頭のどの棚で万引きの可能性が高いか

などを分析することができます。

システム在庫数の印刷と実在庫数確認

任意の時点で、任意の場所(例えば、店頭の一つのロケーション)について、システム上の在庫数を表示・印刷することができます。これによって、システム上で把握している在庫数と実際の在庫数の違いを確認することができます。

ここに注目!

従来型のシステムは、「人間が数え間違いを犯さないこと」や「万引きなどが無いこと」を想定しています。このような想定は非現実的と言えます。

商品スタッフIIは、「人間の間違い、在庫数の狂いは存在するもの」との前提にたち、その検出や補正のための方策を提供します。