はじめに

ここでは、本マニュアルが対象とする売店業務のモデルとパソコン以外に必要なハードウェアについて述べます。

売店業務のモデル

本マニュアルでは、主にホテルや病院等の売店業務を対象とします。発注・仕入・在庫管理などの複雑な機能を使わない簡略化されたモデルとしてとりあげています。

商品はバーコードのあるものと無いものが混在している。バーコード付のものはバーコードスキャナを使いたい。無いものは、わざわざラベルを貼り付けるようなことをしなくともレジで素早く選択したい。
在庫は店頭においてあるものだけであるので（バックヤード等がない）、在庫管理は人が目で見て「多い・少ない」を判断すればよい。
発注・仕入は、やはり目視で少ないと思われる商品を手書きFAX等で行う。システムを通す必要はない。
顧客には売掛を行うことがある。この回収先は、ホテル売店であればホテル側、病院売店であれば病院側となるので、「売掛顧客」という一人の顧客を作成して、それに対してのみ売掛を行えばよい。

パソコンのほかに以下のハードウェアが必要です。

※練習用・検証用などとして本システムを使用する場合には、パソコン以外のハードウェアは不要です。このやり方について「※」として説明します。

商品にバーコード付のものが比較的多く含まれ、それらをスキャンして特定したい場合は必要です。バーコードスキャナを参照してください。

※バーコードスキャナの無い場合はキーボードから13桁もしくは8桁の数字（バーコードに記述されている数字）を入力することでスキャナ入力のシミュレートをすることができます。

お客様にお渡しするレシートを印刷するプリンタです。本システムでは、専用のレシートプリンタに対応しています。

※レシートプリンタの無い場合は、シミュレータによってレジ画面上にレシートプリンタの印字イメージを表示することができます。

いわゆる「つり銭表示機」と言われるものですが、通常はお客様に合計金額を示すための表示機です。カスタマディスプレイを参照してください。

※カスタマディスプレイの無い場合は、シミュレータによってレジ画面上にカスタマディスプレイの表示イメージを表示することができます。

通常のモノクロのA4プリンタで結構です。売掛伝票等を印刷する際に使用します。