※※※ 本マニュアルは旧製品V1のものです。最新版V2はこちらです ※※※

仕入単価異常画面

概要

発注単価(自社からの発注書)と仕入単価(仕入先からの納品書)の「価格」が異なる場合があります。 本来、発注時には商品の仕入価格がわかっていなければなりませんから、 このようなことがあってはなりません。 値段のわからないものを発注することは無いというのが商取引の基本です。

ところが、仕入先が連絡をし忘れていて、事前に変更価格が知らされておらず、 その誤った価格で発注した後でも仕入先からの連絡がない場合には、 仕入処理時(納品書)に初めて価格変更を知ることになります。

このようなことは仕入先のミスですから、その仕入については相手の言い値で仕入を行うにしても、 次回の仕入では差額の値引きをさせたいと思う場合があります。

この画面は、発注価格(修正価格)と仕入価格の差異を検出し、仕入先にそれを伝えることによって、 次回仕入時の値引き(あるいは単独の値引き伝票)を得るために準備するものです。

仕入単価異常処理の手順

基本的には、一つの仕入先についての、指定された納品日までの仕入伝票をすべて調査し、 仕入単価異常レコードを作成します。このレコードは初期状態では、「未処理」あるいは「無視」状態になります。

すなわち、発注単価と仕入単価の差異額について、自社側が損か得かによってその後の処理を 行うかどうかが自動決定されます。

「未処理」のものは、手作業にて「通知済」「了承済」「完了」という経過を辿ります。

この過程で、いずれの状態のレコードがいくつ存在するか、その表示したい状態を選択することにより、 すぐに表示することができます。

操作

新規作成

「新規集計」ボタンで、仕入伝票に単価異常が存在するかを調べます。 このとき、最終納品日を指定して対象とする仕入伝票の範囲を設定することができます。 「損額のみ対象」をチェックした場合、自社側が得になる額は無視し、損額のみに着目します。 仕入先が指定されている場合には、その仕入先についてのみ集計を行い、指定されていない場合には 全仕入先について行います。

集計の結果作成されたレコードは、次のいずれかの状態になります。

通知書印刷

いずれかのレコード(通常は未処理レコード)を選択して仕入先への通知書を印刷します。 このとき、「損額のみ対象」がチェックされている場合は、自社側が得になるデータは印刷しません。 未処理レコードの印刷を行うと、確認の後に状態が「通知済」に変更されます。

状態変更

いずれかのレコードを選択して、その状態を変更します。以下のようなケースが考えられます。