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ここでは、商品スタッフII ネットワーク版が対象とするハードウェア構成と ソフトウェア起動方法の概要について説明します。 詳細はこの後のマニュアルをご覧ください。
商品スタッフII ネットワーク版は、LANで接続された複数のパソコンからなる環境を想定しています。 そのうちの一つのパソコンが「サーバ」となり、すべてのデータを保持する中核部分となります。 他のパソコンは、「サーバ」に依存する「端末」となります。
※インターネットを介した接続のできるタイプについては、2010年1月現在開発中で、 ライセンス発行しておりません。 現在はサーバ及びすべての端末パソコンが同じ一つのLAN内にあることが必要です。 内部端末と外部端末を参照してください。
サーバパソコンの要件は特にありません。 ごく普通のパソコンで結構ですが、ただしできるだけ速いパソコンであることを推奨します。 各端末からのアクセスがサーバに集中するため、端末台数が多い場合は遅いパソコンでは処理性能に影響する可能性もあります。
また、すべての端末のデータを集中管理するため、耐障害性の高いパソコンであることが望まれます。 例えばRAID装置(複数のハードディスクを持ち、その中の一つが故障しても動作継続できる仕組み)を持つパソコンや、 ネットワークストレージ(ネットワークに接続するデータ保存用のみに用いられるディスク)への定期的なバックアップを検討してください (ネットワーク版では自動バックアップを行うことができます)。
サーバパソコンのOSとしては、Windows 2000/XP/Vistaのほか、Linuxもサポートしています。 Linuxとしては、現在のところCentOS/Redhat Enterprise LinuxのRedhat系での動作のみ確認しています。
端末パソコンの要件としては、スタンドアロン版の動作要件と同じです。 OSとしてはスタンドアロン版と同じく Windows 2000/XP/Vistaとなります。
商品スタッフII ネットワーク版のインストール・起動の前に、それぞれのパソコンには 次のソフトウェアがインストールされていなければなりません。
スタンドアロン版の場合は、それを起動する各パソコンにJREとFirebirdのインストールが必要ですが、 ネットワーク版の各端末パソコンはデータベースを持たないため、Firebirdは不要です。 ただし、既にインストールされている場合はアンインストールの必要はありません。
ネットワーク版を試してみたいが、パソコンが一台しか使用できない場合があるかもしれません。 あるいは、三台しかパソコンが無いけれども、三台の端末を使いたいという場合があるかもしれません。
このような場合には、サーバパソコンを端末兼用にすることができます。ただしその場合は、
配布されたネットワーク版プログラムは、サーバパソコンのみにインストールします。 各端末からサーバパソコンに接続を行うと、サーバパソコンからその端末に端末用プログラムが自動 インストールされて起動しますので、各端末へのインストールは一切不要です。
また、ネットワーク版プログラムをバージョンアップする場合は、サーバパソコンのプログラムのみの バージョンアップ操作を行います。 その後で、各端末からサーバパソコンに接続した場合には、自動的にバージョンアップした 端末プログラムがダウンロードされます。
このように、サーバ用プログラムが「主」の状態で、 それをバージョンアップすると「従」である端末プログラムは自動的にバージョンアップしますので、 端末パソコンへの必要なインストール操作は、 最初のJava Runtime Environment(JRE)のインストールのみとなります。
サーバプログラムの起動方法には二種類ありますが、ここではスタンドアロン版と同様の簡単な 起動方法を説明します。
配布ファイル(ZIPファイル)を解凍したら、その中のserver.jarをダブルクリックします。 すると、「サーバコントローラ」が起動しますので、その画面の「実行」ボタンをクリックします。 基本的にはこれだけです。
端末側ではブラウザほかの方法を使ってサーバプログラムに接続します。 すると、端末用プログラムが自動的にダウンロードされて起動します。
弊社サイトよりネットワーク版をダウンロードし、動的ライセンス形態としてお使いになるた場合には、 起動後に製品IDを入力する必要があります。
製品IDを入力することにより、サーバプログラムが自動的に弊社サイトに接続して ライセンス確認を行います。 製品IDの入力は一度だけですが、自動でのライセンス確認はその後何度も行われます。 有料ライセンス取得時にはもちろんですが、無料試用期間でも必要です。
したがって、サーバプログラムを動作させているパソコンからインターネット接続できることが必要です。
この手続きが行われませんと、ライセンス無効状態となり、端末は一台しか使用することができません。 つまり、スタンドアロン版と変わりの無い状態となってしまいます。
一度有効ライセンスを取得して、その確認が行われたとしても、 その後も継続的に自動確認が必要です。 したがって、サーバマシンから常にインターネット接続ができることが必要です。
詳細は、ライセンス設定画面を参照してください。
ここではごく簡単に概要のみを示しました。関連マニュアルに詳しい情報を説明していますので、そちらをご覧ください。
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