※※※ 本マニュアルは旧製品V1のものです。最新版V2はこちらです ※※※

レジでの商品選択方法

概要

レジにて商品を売上登録する際には、 お客様をお待たせしないために商品の特定を素早く行わなければなりません。

本システムでは基本的に、お客様がレジに持ち込んだ商品のJANコードをバーコードスキャナでスキャンすること により商品を特定し、その販売価格を自動的に決定しますが、それができない場合もあります。 多くはJANコードがついていない(商品のパッケージにJANコードが印刷されていない)という状況ですが、 それ以外にも様々な理由があります。

様々な商品選択方法

お店独自のJANコードを印刷して商品に貼付する方法

本システムでは、商品を登録するとそれぞれに一意の商品コードが自動的に割り当てられます。 これらの商品コードからお店独自のJANコードを印刷して商品に貼付け、それをスキャンすることで 素早く商品を特定することができます。

JANコードの無い商品アイテムが多数の場合はこの方法がベストです。 詳細は以下をご覧ください。

※本システム以前にお使いのシステムにて、既にこのような「商品コードからJANコード生成したラベル」を 印刷して商品に貼付けしている場合には、それらの旧システムでの商品コードをそのまま本システムに 移行する必要があります。 他システムからの移行を参照してください。

キーボードに商品を割り当てる方法

JANコードの無い(貼付できない・したくない)商品が少数の場合には、 それをキーボードのキーに割り当てることにより、 キーを押すだけでその商品を選択することができます。 ただし当然ですが、キーボードの数を超える商品を割り当てることはできません。

この方法はキー割り当て画面を 参照してください。

特にノートパソコン等をお使いの場合には、 外付けのUSBフルキーボードを利用されることをお勧めします。 これらは安価なものですので、キートップに商品名を記述したシール等を貼付けされるとよいでしょう。

また、若干高価になりますが、POSキーボードを 使用する方法もあります。

ユーザ定義列によるルックアップを用いる方法

JANコードの無い(貼付できない・したくない)商品アイテムがキーボードの数よりも多いときの方法です。 例えば、これらの商品が100アイテム程度で、その番号(1から100)を 販売者が記憶しているものとします。以下のような操作でその商品を選択したいとします。

この場合には、 まずユーザ定義列画面で、 商品についてのユーザ定義列を作成します。名前は何でも構いませんが「ルックアップ」をONにしておきます。

次に、商品一覧画面等で商品編集を行い、 先のユーザ定義列の値を入力します(「毛布」であれば「23」を入力)。

商品を検索する方法

特に上記の方法を用いなくとも、レジ画面 では、F5キー(デフォルト)を押すと商品検索画面が表示され、商品名の一部にて検索を行い、商品特定することができます。

ただし、この方法はお客様をお待たせしますので、最後の手段(バーコードスキャナにてJANコードが読めないなど)と してください。

タッチパネルを使う方法

現在のバージョンでは、特にタッチパネル向けの画面は用意されていません。 しかし、タッチパネルでのタッチはソフトウェア側から見るとマウスの左クリックと同一とみなされますので、 タッチパネルを導入した場合にはマウスの左クリックと同様の操作を行うことはできます。

ただし、タッチパネルではドラッグ(マウスボタンを押したまま移動するに相当)の操作に難のある場合があります。 これらの操作をマウスと同様に行えるとは限らないことに注意してください。

その場で商品の売価を入力したい場合

上のようにして商品を選択すると、基本的にはその商品の売価が自動的に決定されてしまいますが、 そうではなく、商品選択の都度その売価を入力したい場合があります。

例えば、商品として「毛布」「下着」「おつまみ」などの、いわば部門別に売上管理する場合です。

この場合は、「可変税込売価」機能を使用します。商品一覧画面 等の編集画面にて、可変税込売価をONにします。 また、「原価率」を指定することにより、入力された売価の原価を自動で決定することができます。

レジでの操作は以下のような手順になります。

  1. 前項に記述したいずれかの方法で商品を特定する。
  2. 売価入力ボックスが表示される。
  3. 価格を入力してENTERで売上登録される。あるいはESCキーを押すと売上登録はキャンセルされる。
  4. 売上登録データとしては、先に入力した数値が販売価格となり、その税別価格の「原価率」部分が原価となる。