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初めて起動する場合はデータベースがありません(配布ファイルには含まれていません)。 この場合に起動すると新規データベースが自動作成されます。
もしスタンドアロン版等で利用されていたデータベースをそのままお使いになりたい場合は、 そのデータベースファイルをコピーあるいはバックアップし、 server.jarと同じ位置に入れておいてください。
コピー・バックアップのいずれの形式でも構いませんが、ただし
サーバの起動方法としては二種類あります。
一般には前者を利用してください。 後者を利用しなければならない場面は特殊で、ある程度の技術力も要します。
サーバコントローラは、商品スタッフII ネットワーク版サーバの動作設定を行い、 サーバを起動・停止する役目を行います。
サーバコントローラは以下のいずれかの方法で起動します。
次のウインドウが表示されます。
この時点では「サーバ」は起動しておらず、「サーバの起動・停止を行うコントローラプログラム」 が起動しているだけです。
画面下部のラジオボタンを使って、「起動設定」や「実行ログ」を表示させることができます。
この画面は、server.propertiesファイル専用のエディタとなっています。 つまり、server.propertiesが存在すればあらかじめその内容がこの画面に読み込まれており、 この画面に書き込んだ内容は自動的にserver.propertiesに保存されます。
通常はここには何も書き込む必要はありません。書き込む必要があるのは、例えば以下のケースです。
server.propertiesファイルを参照してください。
サーバを実行したときに出力されるログを表示します。 サーバがうまく起動しない場合には、これらのログを調べてください。
サーバを実行するには「実行」ボタンをクリックします。 通常は数秒の後に、サーバが実行状態になります (データベース変換を伴う場合は長時間かかることもあります)。 このとき、「実行」ボタンは「停止」ボタンに変化します。
「停止」ボタンにならずに「実行」ボタンに戻ってしまう場合は、 起動時エラーが発生しています。実行ログを調べてください。
無事に実行できた場合に、サーバを停止するには「停止」ボタンをクリックします。 コントローラ画面を閉じることでもサーバを停止します。
以下に停止状態と実効状態での表示を示します。タスクバーのアイコン表示も変わることに注意してください。
停止状態 |
実行状態 |
商品スタッフIIは、そのバージョンによってデータベースの構造を変更しています。 様々なお客様の要望に対応するためです。
古いバージョンのデータベースを移行する場合には、データベースの構造変換に時間がかかることがあります。 特に、既に大量のデータを保存されている場合には顕著です。
変換中が行われていることを確認するには、実行ログを見てください。変換中はここに、
Start Database Update ... End Database Update ...
というメッセージが現れます。
サーバの起動が完了すると、実行ログに
***** Server Started Up *****
というメッセージが表示されます。これが表示されて初めて端末の起動が可能になります。
スタンドアロン版の起動とは異なり、 サーバが起動してもサーバコントローラ画面が自動的に閉じることはありません。 強制的に閉じてしまうとサーバが停止してしまいます。
サーバコントローラ画面はサーバ起動中はいつも表示されたままの状態です。
また、サーバを起動しても自動的に「端末」は起動しません。 サーバとはほかに端末プログラムを起動する必要があります。 端末の管理を参照してください。
以下の方法はserver.propertiesの設定が正しく、 間違いなく動作する場合に限って利用してください。 また、この方法は技術力を要します。ご注意ください。
Linux上で「商品スタッフIIサーバ」をシステムサービスとして起動するには、 rc.localファイルなどに記述しておくのが簡単です。 次に示すように「-headless」オプションを指定してサーバプログラムを起動してください。
「headless」とは、Linux等のUnixでウインドウシステムが起動していない状態を指します。 Windows環境で言うと、いわゆるDOS窓の中でのみ動作するCUIプログラムとして動作するということです。
java -jar server.jar -headless
なお、このとき「server.properties」ファイルが起動設定として使用されます。 server.propertiesファイルを参照してください。 サーバを停止するには、Control-Cキーを使うなどしてプロセスを停止させます。
コマンドによる起動は主にサーバを停止させずに利用するような場合に使用し、 サーバマシンの起動時に自動的に商品スタッフIIサーバを起動させるなどします。
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