商品スタッフII Ver.2 軽減税率対応について

 

2019/10/1施行の軽減税率について、商品スタッフIIVer.2での対応になります。「区分記載請求書等保存方式」への商品スタッフⅡVer.2機能対応状況です。

商品スタッフIIの軽減税率への対応

消費税率設定画面

消費税率の設定画面です。過去の税率については自動的に標準・軽減が同じ値として表示されます(日付はテスト用に設定されているものです)。

商品分類画面の表示

選択した項目以下の全商品について、税無・標準・軽減・混在が示されます。

  • 税無:項目以下の全商品が税無と設定されているとき
  • 標準:項目以下の全商品が標準税率と設定されているとき
  • 軽減:項目以下の全商品が軽減税率と設定されているとき
  • 混在:項目以下の商品に複数の税率種類が設定されているとき

上位項目において、「混在」だった場合、下位の項目を開き、項目ごとに確認していくことができます。

商品分類画面での税種別一律変更

あらかじめ税無、標準、軽減税率の商品の分類を作成しておけば、ある項目以下を、税無・標準・軽減に変更すること(統一する)は簡単です。

右クリックメニューからいずれかの税種別を選択するだけです。その項目以下の全項目に含まれる全商品が指定された税率に設定されます。

商品表示列での税率表示

さらに各商品の税率がひと目でわかるよう、表示設定に税率列を追加することができます。●は標準、▲は軽減、–は税無を表します。

商品編集画面での税率選択

当然ですが、個々の商品編集画面においても、自由に税率設定することができます。

レジ操作

当然ですが、レジでの販売においては消費税率を考慮に入れる必要はありません。自動的に税額が計算され、税込価格として販売されます。レジ画面の商品行へ「税」欄を追加し、商品スタッフⅡでの税種別記号(● ▲ –)を表示しています。

 

その他の機能

これまでは一種類の税率にしか対応していなかったあらゆる機能について複数税率対応のための修正を行っています。上にあげた画面以上に、これらのコードの量は多いものです。

非常に細かい点での修正が必要になっています。一例をあげますと、レジにおいて未登録のバーコードが読み込まれた場合です。

これまでは標準税率にしか対応してませんでしたが、税種別を選択できるよう変更をしています。例えば、以下のように、金額の入力と共に、税種別の選択を上下矢印で行えるようになります(マウスを使用することもできます)。

「区分記載請求書等保存方式」記載事項追加への対応状況

10月1日からは、「区分記載請求書等保存方式」が導入され、記載事項へ以下が追加されました。商品スタッフⅡVer.2での記載事項追加1,2への対応は、つぎのようになります。

軽減税率の対象品目である 旨(「※」印等をつけることにより明記)

対応済:レシート印字の際に各商品の標準・軽減税率、税無の区別の印字ができるようにしました。レシート・帳票設定画面を参照してください。「レシート」への印字文字はユーザ様で設定していただけます。「請求書」印字は、一文字「標」「軽」「無」です。

税率ごとに区分して合計した対価の額(税込)について(バージョンR2.19.09.20より対応)

対応済:レシートや帳票類へ個別の商品の税種別表示.

対応済販売時における、税種別ごとの売上合計金額のレシート表示。

その他:集計タブ>売上集計>商品分類別集計機能にて、あらかじめ各税率ごとに「商品分類」を作成しておけば、集計機能にて税率ごとの商品分類別売上集計を行います。

お金をかけずに移行するためのヒント

 複数の商品スタッフⅡの共存 使用中のPC1台だけで移行をしてしまう方法です。

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