システム構成・管理
こんなシステムをお使いではありませんか?
旧来型システムでは、一般に「パソコンPOSレジシステム」と「販売管理システム」が分離している構成が多く見受けられます。「連動」をうたったものでも、このようなものがあるようです。
これは当社のお客様の以前のシステム例ですが、このようなシステムでは双方のシステムのデータが一元化されていません。このため「データ転送」という作業(手作業あるいは自動転送)が必要です。
- 始業前に「販売管理システム」の商品データを「パソコンPOSレジ」に転送する
- 終業後に「パソコンPOSレジ」の売上データを「販売管理システム」に転送する。
- 「パソコンPOSレジ」では「現計」しか処理できないため、売掛の場合は「販売管理システム」への入力が必要となる。
手作業を省き、データ転送が自動化されているものもありますが、次のような様々な問題がつきまとうことは同じです。
- 「販売管理システム(在庫管理システム)」内の在庫変動がバッチ処理ですから、「パソコンPOSレジ」からの売上データ転送終了後にしかわかりません。
・ある商品について、店頭に今現在いくつの在庫が残っているのか全くわかりません。
・店頭が在庫不足に陥ってもそれを検出することができないため、倉庫からの効率的な在庫補充ができません。
- このような「パソコンPOSレジ」内には、「商品データ」と「そのレジの当日(あるいは過去)の売上データ」しかありません。だから、
・お店全体の統一的なレシート番号を発行することができません。
・別のレジの売上履歴がありません。返品時にレシートを持ち込まれても確認することができません。
・売掛入金処理ができません。顧客が売掛金をレジに持ち込んでもレジでは入金処理できません。
・そのほか、サーバ側に存在する多くのデータをレジから参照することができません。
商品スタッフⅡが解決します!
商品スタッフⅡでは、すべての発生データがリアルタイムでサーバ内データベースに格納されます。レジ端末と作業端末の区別はありません(ハードウェア構成が異なるだけです)。したがって、全レジ端末・全作業用端末はいつでも最新のデータを参照し、操作することができます。もちろん、バックアップが必要なのはサーバ内データだけです。
- 複数のレジ端末で発行するレシート番号は店全体で一意です。
- あるレジでの売上記録を別のレジで参照し、返品処理ができます。
- 店頭の現在庫数がリアルタイムでわかります。一日に何度も倉庫からの補充処理を行えます(特に年末の繁忙期)。
- レジにて売掛処理・売掛入金処理、消費・賞味期限管理、貸出品管理などができます。
- さらに、レジ端末パソコンで発注・仕入・入荷処理や、売上集計表・グラフ等の表示も可能です。
ここに注目!
「パソコンPOSレジ」から発展してきたシステム、あるいは「販売管理システム」から発展してきたシステムでは、それぞれに「不足している部分」を無理に接続し、相互データ転送を行う構成になっている場合があります。このようなシステムでは、
- データ転送の手間を人手に頼らざるをえないことがあり、ユーザの負担が増えます。
- 互いの保持するデータがリアルタイムに連動していないため「ズレ」が生じます。
- 全データを転送できるわけではないため、一部機能の実現ができない場合があります。
- サーバ内データだけでなく、レジパソコン内のデータバックアップの必要性があります。
商品スタッフⅡは、当初から「POSレジを含む統合システム」として開発され、データは完全に統合・一元管理されています。他のシステムに見受けられるシステム管理の手間や時間的なズレはありません。