商品マスタ
商品マスタ管理に手がかかりすぎていませんか?
一般的な商品マスタ管理は、以下のような方式のものがほとんどでしょう。商品データの新規登録や編集をするとき、
- 商品一覧を表示する。
- 目的の商品を商品コードやJANコードで検索する。
- 見つかった商品について編集画面を開き、内容を編集する。
このような方式のシステムは(プログラム作成者にとっては楽なのですが)、ユーザには多大な労力を強いることになります。例えば、当社のお客様は大量の商品を扱っておられますが、オフコン利用時代には商品管理の専門スタッフを雇用していたほどです。この方式の問題点は、
- 商品データ一つ一つについて、それぞれ編集画面を開いて編集しなければならない。
ということにつきます。これでは作業に手間がかかりすぎます。
商品スタッフⅡで、大量の商品データの扱いが楽になります!
現在、商品サイクルは非常に速くなっています。メーカーは次々に新製品を発表していくと思えば、市場から姿を消すのも速いものです。
複数の商品データを一括して取り扱う方法が必要です。
- 一括して商品データを登録する。
- 一括して商品データを変更する。
- 一括した商品データを集計する。
- 条件に一致するすべての商品データを一括操作対象とする
ということです。例えば、同じ分類項目の商品でもいいですし、「在庫がありながら今期売上の無い商品」という複数条件に一致するものでもよいでしょう。もちろん、一括して取り扱った場合でも、個別商品についての詳細情報をすぐに閲覧できなくてはいけません。
- 一括操作対象商品の中の一つを指定すれば、その商品の詳細情報をすぐに閲覧し、一括操作するしないを決定できる
ということが必要です。商品スタッフⅡのこれらの機能について、ここでは駆け足で見ていきます。
Excel読込機能で自動登録・自動更新
商品スタッフⅡでは、ExcelあるいはCSV形式の商品リストを読み込み、商品を新規登録したり、商品の販売価格や仕入価格を自動で更新することができます。一括操作対象は、もちろんこれらの商品リストに記述された商品です。
ドラッグドロップによる分類の作成
商品スタッフⅡでは分類項目数や分類の深さ(※)は無制限です。また、分類わけはドラッグドロップによる直感的な操作です。この操作は、Windowsの「エクスプローラ」と同様の感覚で行えます。
※深さ=大分類・中分類・小分類などの分類項目レベルです。
このように複数の商品データをまとめて一度にドラッグドロップできますので、分類作成の手間は格段に減少します。
分類による売上集計
商品分類は様々な用途に利用できますが、ここでは特に売上集計の例をあげます。
この画面では、選択された分類項目以下をただちに集計して表示します。より細かく見たい場合には、それより下位の分類項目を選択するだけです。
例えば、最上位の分類項目を選択すれば店全体の売上傾向を見ることができますが、その下位の「家具」を選択すれば家具だけの売上傾向、「食品」を選択すれば食品だけの売上傾向、というように閲覧することができます。
商品抽出機能で条件に合う商品の取り出し
条件を指定し、それに一致する商品を抜き出します。
条件を重ねて抽出もでき、
- 「今期売上の無い商品」かつ
- 「在庫数量のある商品」かつ
- 「今期仕入の無い商品」かつ
- 「電化製品として分類されているもの」
を抜き出すことができます。これらの商品一括して「売り尽くし対象」として処理したり、あるいは「死に筋電化製品」として分類しておくことができます。
一括操作
Excel読込機能では、その商品リストに記述された商品について記述された通りの操作を行うだけですが、一括操作機能では
- ある分類項目に分類されている商品
- 抽出機能を使って集められた商品
に対して、例えば以下のような操作を行うことができます。
- 発注点を20と設定する。
- 粗利率を20%として売価を設定する。
- 消費期限・賞味期限タイプと猶予期間を設定する。
- 商品属性を設定する。
- エクスポート機能で商品リストを印刷したりExcel/CSVファイルに出力する。
個々の商品の情報
個別の商品についての情報は、「商品一覧」の表示される場所であれば、どこであれすぐに参照することができます。これまで述べました「Excel読込機能」「特売設定機能」「分類わけ機能」「商品抽出機能」などの画面において、その中の一つの商品を選択すると、その商品についての様々な情報を表示することができます。
ここに注目!
商品データを一つ一つ編集する方式では、想像以上の手間がかかるものです。分類機能などがあっても、それは集計表やグラフの作成にしか生かされておらず、それを操作性改善のために利用するものは、従来はなかったと思われます。
商品スタッフⅡでは、大量の商品データを効率よく取り扱うことを念頭に設計されています。また、各機能はその機能だけで閉じたものではなく、組み合わせて使うことができるよう工夫されています。機能更新の最新情報はV2ヘルプと合わせて「更新履歴」を御覧ください。