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ここでは、TM-T88シリーズを本システムで使用するためのドライバ選択とインストールについて説明します。
パソコン側からTM-T88シリーズを駆動するための方法としてはEPSON社から様々な方法が用意 されています。 他社製のパソコンレジソフトをお使いになっており、正常に動作していた場合でも、 そのままでは本システムで使用することができない場合があります。 このような場合には適切なドライバを追加インストールしなければなりません。また、特にDM-D110シリーズのような カスタマディスプレイが接続されている場合、ディスプレイドライバのインストールが必要です。 これらの機器がパススルー接続の場合、 カスタマディスプレイがプリンタよりも「前」に接続されているため、 プリンタドライバだけのインストールでは印刷ができません。 必ずディスプレイドライバのインストールも必要です。 しかしながら、ドライバインストールの順番としては、 プリンタドライバのあとにディスプレイドライバとなります。
また、プリンタドライバのインストールは、ほぼウィザードの指示に従えば良いですが、 ディスプレイドライバのインストールは、プリンタプロパティ等の設定が必要です。
2009年6月現在、TM-T88シリーズとして入手可能なものは、 TM-T88II、TM-T88III、TM-T88IVの三機種と思われます (それぞれにインターフェース等の違いがあります)。 また、EPSON社より入手可能なドライバとしては、Ver.3.XXとVer.4.XXがあります。 これらと対応OSは以下の関係と思われます。 (表の正確性については保証できません、メーカーにお問合せください)。
ドライバ | サポート機種 | 対応OS |
3.XX(2.XX互換モード有) | II、III、IV | Win2000, WinXP |
4.XX | III、IV | WinXP, Vista |
※したがって、TM-T88IIはVistaでは使用できません。
印字方法として、Windowsプリンタとしての印字を選択する場合は、 Ver2.XX互換モードのプリンタドライバでなければなりません(そうでないとバーコード印字が正しく行えません)が、 このモードがあるのは3.XXドライバだけであり、4.XXドライバには存在しません。
したがって、Vistaでのバーコード印字は行えません。
印字方法としてESC/POSを利用する場合は、 ドライバの種類は関係ありません。最新のドライバを選択してください。
プリンタドライバのダウンロードはEPSON社のウェブサイトから行います。
以前は他の多くのプリンタメーカーと同様に面倒な手続き無しでプリンタドライバを ダウンロードすることができましたが、現在は登録制(無料)のEPSONパートナーズネットに加入する必要があります。 登録には時間がかかることもありますので、ドライバが必要になる以前に登録は行っておいた方が良いと思われます。
http://partner.epson.jp/
ダウンロードするドライバは「EPSON Advanced Printer Driver」です。 これは簡単に言えば「Windows用プリンタドライバ」です。 本システムでは「EPSON OPOS ADK」やその他の開発ツール類は不要ですので無視してください。
ダウンロードページは以下になります(2009/9/1現在)。
http://partner.epson.jp/products/tm/develop/PN05081.htm
マニュアルあるいはプリンタドライバの指示にしたがって、インストールしてください。
※Windowsプリンタとして印字する場合は、3.XXを選択し、インストール途中のモジュール選択で 「(Ver2.XX Compatible APD EPSON TM-T88 II(R) Receipt」をチェックします。 ただし、上述したようにVistaでは3.XXドライバはインストールできません。4.XXを選択する必要があります。
インストール後はテストページの印刷を行い、適切にインストールされていることを確認してください。
ESC/POSプリンタとして印字する場合はこれで終了です。 ドライバの設定は必要ありません。
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