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セット仕入商品とは、複数の商品を組み合わせて一つの商品としたもののことです。 例えば、「コーヒーお中元セット」という商品には、 単品でも販売されているコーヒー豆、クリーム、フィルター等が含まれていることでしょう。 メーカー(あるいは仕入先)は消費者のニーズに合わせて、このようなセット仕入商品を企画・販売しています。
もちろん、このセット仕入商品をばらさずにそのまま販売するのであれば本機能は必要ありませんが、 ときにはバラにしてそれぞれの商品として販売したい場合もあります。 理由としては、以下のようなものです。
さらに「セット仕入商品」機能は以下のようなケースにも使用できます。
セット仕入商品には親商品と子商品という概念があります。 「コーヒーお中元セット」は親であり、「コーヒー豆」「クリーム」「フィルター」はそれぞれ子になります。 セット仕入商品とは、これらの商品の「親子関係とそれぞれの子商品の数量」という定義です。 例えば、コーヒーお中元セットの定義は次のようになるかもしれません。
これは「コーヒーお中元セット」という商品が、上のような数の子商品から構成されていることを示します。
※「コーヒーお中元セット」自体も他と同様に通常の商品です。 上の意味は4つの商品の間に変換関係があることを定義するものです。
セット仕入商品が定義されたら、それらの数量変換を行うことができます。 例えば、いま「コーヒーお中元セット」の在庫が3個あり、このうち2個をバラにして販売したいとします。 すると、以下のような結果になります。
上は親をバラにする場合です。逆に子をまとめて親にすることもできます (実際には一度バラにした商品を再びまとめることは無いと思われますが)。
セット仕入商品のもう一つの使い方として「単位を変換する」というものがあります。 例えば、1本2本という単位で発注・仕入・入荷する「ビニールシート30m巻」という商品を、 販売時には1m単位で量り売りしたいとします。このとき、
という定義を行います。「ビニールシート30m巻」という親商品の在庫1本を、 販売時に「量り売りビニールシート」という子商品に変換すると、 親の在庫が1減少し、子の在庫が30増えます。
「量り売り」を参照してください。
上に述べた数量変換は、基本的には変換したいときに手作業で行う必要がありますが、 商品の入荷や補充の際に自動的に親から子への変換(分割)を行うこともできます。
親商品が入荷した時に自動的に子商品に分割します。設定は分割編集ボタン「入荷時自動分割」にチェック です。 仕入は親商品で行いますが、親商品の在庫数量が増えることは決してありません。 これは、セット仕入商品を必ず子商品に分割して販売する場合です。
非展示デポ(倉庫など)から 展示デポ(店頭など)に 商品を補充するときに自動変換します。設定は分割編集ボタンで「店頭陳列時自動分割」にチェックです。 これは、店頭にあるものは必ず子商品で販売するが、客の注文によっては(倉庫などにある)親商品を販売する場合です。
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