サーバ管理
通常の使用ではサーバの管理は必要ありません。サーバの電源のON/OFFも必要ありません。しかし、何らかの障害は必ず発生するものです。
商品スタッフⅡでは、この場合に備えたサポートも行います。
バックアップ
最も深刻な障害としては、サーバ内データが失われてしまうことです。原因としては以下が考えられます。
- サーバハードウェアの障害
- それ以外の障害(火災・洪水など)
これらの障害に備え、本システムでは次の二つのバックアップ方式を採用しています。
即時バックアップ
任意の端末にてボタン一つでサーバ内のデータすべてをバックアップし、その端末のハードディスク内に格納します。このようにいつでも必要な時にバックアップを取得することができます。
自動バックアップ
毎日定時になると自動的に特定の場所にバックアップを行います。例えば、毎日深夜2時に、店舗とは別棟の倉庫にあるネットワークストレージにバックアップを格納するといった使い方ができます。
シングルの場合
以上はマルチクライアントの場合ですが、シングルの場合には一つのパソコン上にサーバソフトとクライアントソフトを走行させます。この場合には、業務終了時にUSBメモリに即時バックアップを行い、それを保存するといったことができます。
業務の続行
サーバに障害が発生したとき、取得しておいたバックアップを任意の端末に展開して業務を続行することができます。その間にサーバ故障を修理します。これが可能である理由は、
- サーバプログラムはJavaで記述されており、Windows/Linux/MacなどOSを選ばないこと。
※クライアントプログラムもJavaですが、レシートプリンタなどの機器用のドライバがWindowsのみのサポートとなっているため、現在はWindowsでしか動作しません。 - バックアップ作成時にデータベースだけではなく、プログラムも同時にバックアップしていること。
データベースのバックアップとすべてのプログラムが一つのzipファイルとしてバックアップされます。 - データベースサーバとして採用しているFirebirdが、Windows/Linux/Mac版などを提供していること。
以上です。