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ここでは、バックアップからの復旧を行う場合の、server.propertiesの設定例をあげます。
以下は必要最低限の設定です。状況によってはこれ以外の設定が必要になります。
詳細はserver.propertiesを参照してください。
以下の方法で取得したフルバックアップファイルからの復旧方法です。
フルバックアップは一つのzipファイルとして取得されますので、これを展開しておきます。
バックアップファイルの構成に示したように、 フルバックアップでは、データベースファイル「gsdb.fdb」が存在せず、 代わりに「gsdb.fbk」というバックアップファイルがあります。
サーバプログラムを起動すると、自動的にgsdb.fbkからgsdb.fdbを再構成(リストア)します。 このとき、データベースファイルの大きさによっては数分から数十分かかることがあります。
なお、フルバックアップからの復旧は、バックアップ元OSと復旧先OSが異なっていても行うことができます。 Windowsで作成したバックアップファイルをLinuxで復旧して動作させることができますし、 その逆も可能です。
※ただし、バックアップ元と復旧先のFirebirdのバージョンが異なると復旧できない場合があります。 例えば、Firebird2.1で稼動中のシステムをバックアップし、Firebird2.0で復旧することはできません。
復旧して、そのまま本稼動サーバとする場合です。
特に設定する必要はありません。バックアップされたserver.propertiesをそのまま使用できます。
復旧テストを行う場合、あるいはフルバックアップをノートパソコン等に移して お店のデータを持ち運びたい場合などです。 この場合には、本サーバは稼動中なので、テスト用サーバがバックアップを行わないようにします。 これにはenableBackupを指定します。
enableBackup = false
差分バックアップ設定画面によって、行われる差分バックアップから 復旧、あるいは復旧テストをする方法です。
差分バックアップからの復旧は、 差分バックアップを作成したOSとFirebirdのバージョンが同じ環境でなければ行えません。 つまり、
※このほかCPUのアーキテクチャの違い(32ビット・64ビット)でも互換性がありません。
差分バックアップファイルは、nbkというフォルダの中に「nbk-*.nbk」という名前で格納されています。 サーバプログラムを起動すると、自動的にこれらのファイルからgsdb.fdbを再構成(リストア)します。
nbackupの指定が必ず必要になります。
復旧して、そのまま本稼動サーバとする場合です。
nbackup = /opt/firebird/bin/nbackup
※上記のnbackup指定はlinuxマシンの場合の例です。
差分バックアップからの復旧テストを行う場合には、フルバックアップからの復旧テストと同じく、 enableBackupを使って、テストサーバが バックアップを行わないようにしてください。
nbackup = /opt/firebird/bin/nbackup enableBackup = false
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